皆さんこんにちは
如何ゲームライフお過ごしでしょうか。


久々にゲームの感想を書きます。

スパイクチュンソフトから7月5日に発売されました
“ノンストップ残機サバイバルRPG”
zanki_main
ザンキゼロ
https://www.spike-chunsoft.co.jp/zaz/

をクリアしましたので、感想を残していきたいと思います。
※ちょっとしたネタバレはありますが、核心には触れない様配慮したつもりです

本当はスクショを交えつつ……というのが理想なのですが、SHARE機能の設定で途中から全然SS保存できなかったのが残念。
とは言えこうしたネタバレ性の強いゲームでは必要な機能かもですね。

ザンキゼロとは

このゲームをざっくりジャンル分けすると、ちょっと特殊な点はあるもののローグライクRPGになるんでしょうか。
ローグライクRPGっていうのは『風来のシレン』が代表的な、階層になったマス目状のマップをメンバーの装備や空腹度などステータスを管理しながら進んでいく形式のゲームのことです。
ただ『シレン』と違ってターン制ではなく、こちらが動かなくても敵は動くというリアルタイム制ですが。



で、その「ちょっと特殊な点」というのがこのトレーラームービーでも紹介されている通り、寿命や敵からの攻撃で「ロスト(死亡)したキャラをエクステンド(生き返らせる)出来る」というポイント。
ここだけ聞くとちょっとヌルいゲームに思えるかも知れませんが、むしろこれがかなりのクセ者ポイント

主人公達はクローン人間であり
条件さえそろっていれば何度でも生き返ることが出来る
代わりに、クローン技術の問題で
子供の姿で生まれてから2週間という短い時間で老化して死んでしまう
という難点が

だから無傷で進めていてもバタバタと老化で死んでは非力な子供状態で帰って来るし、蘇生のためには一度ベースに戻らないといけないし……
この「寿命管理」がとにかく装備やスキル、アイテム、マップ、イベントなどなどもろもろを管理しなきゃいけないところに要素を増やしている!!

しかし、死んだら死因に耐性が出来て能力や寿命が延びる「シガバネ」システムというのがあり、これが重要なので、単に死なないようにすれば良いという訳でもない!
1人丁度良い感じになったら、今度は別のキャラが間もなく寿命!空腹!負傷!でもう大変

おまけに回復させべーと思って食事させまくったら早めにトイレに行かないと漏らしてしまうし、しかもニオイで敵に気付かれやすくなるという謎のリアリティ「便意」ステータスも管理せねばならず……


とにかく最初から最後まで管理しまくりで、時にはメニュー画面やステータスを前に「めんどいなー!」って唸る事もあったんですが、後述の通り難易度が高かったので上手くこれらの管理要素を回せた時がすっごい気持ち良くて、普段スケジュール管理ガバガバの自分でも凄くインテリジェンスな気持ちに浸れました。

ザンキゼロは管理しまくりRPGだった!と言っても良いかもしれません。


ストーリー

ストーリーの面では
彼らが人類最後の8人であり、クローン人間
というのが核心となるポイント。

クローン再生機能を持ったエクステンドマシンの完成の為に、次々と漂着するダンジョンを進めて行くと彼らの過去が次第に明らかになり、その過去とボスを乗り越えて真相に迫っていく。という形になっています。

既に主人公・日暮ハルトの過去に迫る第1章を丸ごとプレイ出来る体験版が配信されていますが、章ごとにひとりの登場人物にフォーカスしていくので雰囲気が毎回変わって面白かったですね。

登場人物を7つの大罪+原罪になぞらえたPVが印象的ですが、個性的なキャラ作りはやはり上手いなと感じました。最初はギスギス感あるものの……という展開もお約束ですが良かったと思います。
zanki_sachika
唯一老化現象を起こさない義肢の少女サチカは「原罪」
こういう「1人だけ」という存在が混ざっているのも極限状態モノの定番と言えば定番ですが、やはり面白いところ。

雰囲気で言えば、とにかく荒廃したダンジョン以外に何もないマップ、ギリギリの資材・食糧しかないベースという状況の終末感も凄くて、最近は「何でも出来る」ゲームが多いですが『ザンキゼロ』は「サバイバル以外何も出来ない」という閉塞感が最高です。

この辺はやはり『ダンガンロンパ』を作ったスパチュンと言ったところで「深刻な状況でも楽しさとシリアスの混在した空気」というのがお馴染みの楽しさです。


もうひとつお馴染みなのがこの
「進行役が無駄にポップ」「進行役の声優が無駄に大御所」
というヤツで、今回も役名で言えば悟空&フリーザという役者さんにクセが凄い台本を読ませています。
流石だぜスパチュン。
完全にオマケのミニゲームが凝り過ぎだぜランカース。

ザンキゼロはクセが凄いゲームだった!と言っても良いかもしれません。


『ダンガンロンパ』との関係

せっかくワードを出したので、本作と『ダンガンロンパ』の関係について触れておきます。
『ダンガンロンパ』のスタッフが送る!と宣伝されていますが、シナリオや世界観に関連性はありません。
(“突然集められた同年代の男女が過酷な環境で共同生活を強いられる”という共通点はありますが)

プレイ特典として、ダンロンのセーブデータがあればダンジョン中にシリーズの貼り紙が登場する他、一定の確率でベースにモノクマが“敵キャラ”として登場するというボーナスが。

このモノクマが中々に強くて、正直特典のハズのモノクマに全滅させられそうになった時は割と絶望でしたよね。まぁ元々ユーザーに優しいキャラじゃないので合ってると言えば合ってるんですけど。
しかも別に倒しても凄いメリットがある訳でもないので、本当オマケって感じでしょう。

なので、『ダンガンロンパ』のゲームシステムやキャラクターが好きだ、という人にとってはプレイの動機付けとしては弱いかなという感じがします。

ただ、『ダンガンロンパ』の雰囲気とか(悪)ノリが好きだ、という場合は当然ですが近いものもあるし、結構オススメできる内容だったのかなとも思います。
(エクステンドTVなんか凄いキワドイなってネタも多かったですね)


「難しい」と「面倒くさい」と「先が見たい」

難しかった!!

というのが正直な感想です。

出来るだけセーブ&ロードとかリセットはしたくないという謎のポリシーも手伝ってクリアまで40時間。
(大体想定通りみたいですが)

難易度5段階あるうちのⅢ(真ん中)でスタートしたんですが、途中まで、特に序盤のシステムに慣れるまでは苦戦したものの、コツみたいなものが分かってくると「結構簡単じゃね??」って感じでサクサク進みだしたんですよね。
でもそれは敵やダンジョンが単純だっただけで次第に文字通り死に散らかすようになってきて、攻略の為には装備やキャラを強くするだけじゃダメで、プレイヤーサイドにも工夫を強いられる歯ごたえが良かったと思います。

でもかなりめんどくさい要素も多くて

単純に敵が強いし、パーティーメンバーは思ったタイミングで死んでくれない

なんか一撃で倒してくる敵いるし、音も無く襲ってくる敵もいるし

普通の料理食べさせたハズなのに死ぬ
し、めっちゃ手間かけた料理なのに死ぬし……
敵と敵に挟まれるとかザラだし

エリア移動したと思ったらこんにちわとか
zankizero
(これ本当に困る)
緊急脱出として「ベースに帰る」ボタンは用意されているのでこのまま全滅っていうことは無いのは助かりますが。

これらは多分、最高に慎重にプレイしていれば避けられるし、そんなに困らない展開かなとは思うんですけど、そうも行かんのですよ。早く先のシナリオが見たいんすよ。

「やりこみがいのある難易度」と「先が気になるシナリオ」が共存していて、本当は現状で最強の装備で余裕のプレイとか、マップ埋め100%とかもやりたいんですけど、それよりもギリギリの戦力でもシナリオが進めたくてしょうがなかったので、いつもギリギリの戦いでした。
(自分のペースでやらせてはくれましたが)


あと、一部のシステム面はちょっと分かりにくいところも多かったですね、結構な終盤まで気付かないでプレイしていた操作とか要素もありました。
「強い武器を作るための素材が高難易度でないとドロップしづらい」というのは読み取れなかったですし、低難易度でも収集要素は揃えたい!って人もいると思うのでここは勿体無いポイントかなと。
(素材集めだけ高難易度でやって、ダンジョン攻略は中難易度っていう遊び方になっちゃう)

その分、色んな人の攻略アイデアとかを見る楽しみもありつつ
(装備を全員分持っていかない節約法は、目からウロコでした)

それでも不条理は多い!

気付けば敵と壁に全方位を囲まれた時はパニック起こしましたし
似たような敵の見た目なのに終盤の敵は圧倒的な超火力で殴ってくるのはビビるし
クリア後のダンジョンでボーナス探してたら普通にボス何回でも登場するし
流石にボス用に整えたメンバーと装備を道中のモブ敵や罠にめちゃめちゃにされた時は2日ほどプレイしなかったですし!

……とまぁコントローラーを投げたくなるようなシーンも何度もあったんですけど、絶妙な「次こそは」感とシナリオの引き込みで最後までプレイさせられてしまったという感じです。
難しいゲームをなんとかクリアする喜びを味わえたので個人的には良かったですが、バグを含めて粗いなという点があったのも事実でしょう。

全体的に冗談交じりに書いてますけど、エンディングは本当にぐっと来るものがあって、曲が凄く印象的だったのもあってずっと忘れないだろうなってレベルの引き方でした。
もうあれだけでも、40時間プレイして良かった!って思えましたね。

登山とかする人ってこういう感覚なんですかね?
ザンキゼロは登山的なゲームだった!と言っても良いかもしれません。


まとめ

ということで、クセの凄い登山的な管理しまくりRPG『ザンキゼロ』の感想でした。

個人的にはアゴが疲れるほどの歯ごたえで良かったのですが、やっぱり不条理ポイントもあるので中々おすすめするのは気が引けるところ。
それでも最終的にベースをMAXまで改造してしまう程のハマりゲーだったことは間違いないですね。
もし、プレイを開始したら数々の難関を乗り越えて絶対に最後までプレイして欲しい、プレイする価値のあるタイトルだと思います!

願わくば、システムとかブラッシュアップの上でまた全く新しいシナリオでも遊んでみたい!
スパチュンさん、ランカースさん、よろしくお願いいたします!